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店長の想い “いかに生き抜くか”に寄り添うこと

”いかに生き抜くか”に寄り添うこと
陽春堂は、メディカル分野の測定器販売と、ペーパードライバー講習を中心に事業を展開しています。一見、なんの関わり合いもないようなカテゴリーのもののようにも思えますが、“いかに生き抜くか”が共通のテーマとなっています。

私は、幼いころからパソコンや電子工作といったメカニックなものが好きでした。大学ではソーラーカーへの憧れから電気工学科を専攻し、友人の影響でモータースポーツに夢中に。卒業後は、大手電機メーカーや物流会社にてシステムエンジニアとして運用開発保守などに従事。会社員時代に縁が深かった社外講師の方の影響を受け、2010年に会社員を卒業、2011年に陽春堂を創業し、事業をスタートさせました。

普段生活していて、“いかに生き抜くか”を意識することはあまり多くないかもしれません。それは日本という国が平和で平穏であるということの証でもありますが、一方で危機感に疎くなっているともいえるのではないでしょうか。

先述した通り、私はメディカル分野の測定器の販売を行っており、具体的には自律神経や脳波を測定するものを取り扱っているのですが、かつて私はある病に臥せていた時期がありました。自らが販売する機器を使って、日々さまざまなデータを計測して自分の健康を保っていたつもりだったにも関わらず、です。

ひとくちに病気といっても遺伝や事故が原因で発症する病気もあれば、中には栄養不足から引き起こされる病気もあります。低血糖や副腎疲労などがその一例として挙げられますが、栄養不足が原因で生ずる症状にも関わらず、別の病名を告知されるケースが多いようです。患者はそうとは知らぬまま安定剤などを処方され信じて飲み続けますが、症状が快方に向かうことはなく薬代ばかりがかさんでカモにされてしまう…。自分が患者の立場になって、改めてあらゆるビジネスがいかに人の弱みにつけ込んだものばかりかと愕然としたのです。

自動車においてもそれと似たところがあって、ディーラーは車を買いたい人にいかに燃費がいいか、いかに性能が優れているかなどと一生懸命セールスはするけれど、その顧客が事故を起こしたとしても自動車メーカーが事故の加害者を守ってくれることはありません。その先は全て自己責任であることを車に乗る人も乗らない人にも伝えていきたいのですが、なかなかその声が隅々まで届かないことを歯痒く思います。
ペーパードライバー講習を受講される方の男女比はおおよそ半々。子どもが生まれたことがきっかけとなったり、仕事でハイエースを使うための練習であったり、友達とキャンプに行くためであったりと理由はさまざまです。でも、実はそのように練習の機会を設けようという思考にたどり着かない人や、子どもや高齢者など運転する機会がない方にこそ、この講習を届けたいくらいなんです。

もし、車がどんな動きをするか予測できたら?車のどこが死角になりやすいか知っていたら?青信号が必ずしも安全を保証するものでないと認識していたら?ドライバー側であっても、歩行者側であっても、意識ひとつで“生き抜く”ための行動は変わってきます。

今日一日限りの話ではなく、常に自分の健康状態を保つこと、常に通勤や通学などにおいての安全を確保すること。“知る”ことは自分の行動を変えるきっかけとなり、今日を強く生き抜くことへとつながっていきます。ちょっと油断するとすぐビジネスの歯車に巻き込まれてしまうような世の中で、微力ながら私の事業が少しでも人のための役に立ったら。そう願ってやみません。

事業を始めて十余年、悩みながら失敗しながら少しずつ前に進んできましたが、近ごろ私の思いに賛同してくださる新しい仲間と出会う機会も増えてきました。現在はお休みしている、子どもの探究心を育むプログラミング教室も近々再開できたらいいなと考えています。これも生き抜く力をつけてもらうための取り組みのひとつ。子どもの教育はつい成績や勝ち負けなど分かりやすい尺度で一喜一憂してしまいがちですが、もっと自由に、もっと楽しく、もっと中長期な視点で子どもの可能性を広げていく場があっても良いのではないでしょうか。

フットワークの軽さは私の何よりの武器。新しい仲間や地域の方々と連携しながら、さまざまなアイデアを羽ばたかせていきます。

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